【重量貨物取扱案件】台湾から工業用資材の輸入

台湾からの輸入大型10tonコイルを手配させて頂きました。

弊社では以前から関東港・関西港共に、鉄板やコイルの輸入手配は承っておりますが、今回はなんと言っても「1個口で10tonもある大型コイル」の扱いがあり、弊社の過去実績として、10tonコイルを関西港では取扱経験がありましたが、本件は東京港指定だったのが一番の懸念点でした。

理由としましては、東京港は横浜港と比べて重量品や化学品の取り扱い対応が難しいことから、東京港周辺での重量品のデバンニング作業などを対応可能な業者様が少なく、費用面も横浜港より高い相場となっております。

その上、顧客様からは従来使用していた横浜港揚げ時の費用と同等金額での対応をご要望されたこともあり、東京港付近でデバンニング作業が可能な業者様を探し出すこと、またその際に基本相場を下回る費用調整・値下げ交渉が必須だったため、事態はかなり難航しておりました。

これらの条件を基にデバンニング業者との擦り合わせ、ゴールデンウイーク直後に作業予定のため物流状況の予想と事前準備、更に顧客様から設けられた締め切りもあり、かなり焦りを覚えました。

デバンニング業者から実際に説明された「作業不可の主な理由」「予算を超える費用が発生する原因」をまとめました。

  • 1個口10tonある貨物を搬出するために使用する大型フォークリフトの所持が無い、またレンタルする場合は高額となる
  • 取扱経験が少ないことから、作業中の商品落下や破損、重量品取扱上の危険性を心配された。
  • 東京港付近の倉庫では作業する上で必要な敷地を用意できないため、他県の倉庫で作業する必要があり、倉庫までの運送(コンテナ横持)費用が発生する。

その後、弊社と関係業者の繋がりを頼りに、案件予算内での費用交渉、ゴールデンウイーク後の作業スケジュールと顧客様指定納期との兼ね合い、スムーズに通関許可となるための準備と数ある困難を何とかクリアしていき、関係業者のご協力を得られた結果、無事故で顧客様にお渡しができました。

また、以下の作業レポートを提出することで、顧客様から満足を頂けました。

弊社にご依頼頂ける場合は、作業完了後に上記のような作業写真をご案内させて頂きます。
作業方法の参考や将来ご提案する際に使用できるかと思います。

最後に、本件のような大型貨物の取り扱いがある案件については、大型貨物の運搬に使用する車両の有無、及び商品自体が重量物・高価な場合が多いために対応可能な業者も限られくるため、是非とも実績のある企業様にご相談することをお勧め致します。弊社では大型貨物の取り扱いに長けている業者との繋がりも多くありますので、お気軽に問い合わせください。

株式会社バンソーロジスティクス
マーケティング部 TEL: 03-6268-9496