【長尺貨物の航空・海上輸送】船舶部品の輸出

弊社では、長尺貨物の取り扱いも得意としております。
今回ご紹介させて頂く商品は、長さ10メートルある船舶部品となります。

長さ10Mある長尺貨物を国際輸送する場合、
向け地にもよりますが、まずは海上FCLで”40ftコンテナ”にて輸送を想定することが一般的かと思います。

もちろん、弊社でも当該商品(5M/10M)を数十本とお取扱いさせて頂いた内、”20ft/40ftコンテナ”で海上輸送を手配した実績もありますが、全体的な割合としては圧倒的に”Air(航空)輸送”を指定されたことが多く、普段の”Air輸送”手配とは変わる特別な対応を要しました。

当該商品の条件ですと、”海上FCL”よりも圧倒的に費用帯が高く、指定も多く取扱が困難になる”Air輸送”を指定された理由としては、到着地側の「納期」の関係でした。
(私がもともと”造船業”に従事していたため、納期から1日でも遅れると、とんでもない赤字が発生する業界であることを理解していたため、それに比べると輸送上で発生するウン百万の差異などは問題ではないのだと納得しました)

さて、実際に通常の”Air輸送”時の対応とどう違うのかをご紹介させて頂きます。
主に違う対応であったのは、下記の3点でした。

  1. 航空運賃の見積もり・・・長尺貨物は機内スペースの確保が必要になること、また機内のバランス調整が関わる関係で、それらにあてる特別料金:over pivot charge(通称:PIVOT)を課されるため、注意が必要となる。PIVOTの価格帯はキャリア&繁忙時期などにより変動する。

  2. 爆発物検査の方法・・・通常航空貨物は輸出通関・搭載を行う前に、爆発物検査(通称:爆検)を行う必要がありますが、長尺貨物など体積が大きい貨物の場合、積替えなどが困難になるため、「車上爆検・車上通関」をする必要があります。

  3. 航空上屋への搬入・・・空港上屋では毎日様々な貨物を機内に積載するため、長尺貨物や大型貨物は積載順番に注意しなければなりません。
    それに伴い、上屋への搬入時間を指定される場合があるため、注意が必要となる。

以上。長尺貨物の取り扱い実績についてご紹介をさせて頂きました。
なお、木箱梱包などの付帯作業も対応可能ですので、ご希望に応じて最適なご提案をさせて頂きます。
是非お気軽にご相談くださいませ。

株式会社バンソーロジスティクス
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